「出会いがない」のはなぜなのか

最近は街コンや婚活パーティーなど大々的に出会いの場が設けられています。それにもかかわらず、「出会いがない」と嘆く男女がいます。以前であれば、好みの異性に積極的に声をかけて知り合う、いわゆるナンパという行為もありましたが、クラブやバーであればまだしも、今の世の中でそうしたことをすると、不審者として警察に通報されてしまうかもしれません。
職場や取引先など仕事を通じて自然に異性と出会える場合もあれば、合コン、結婚相談所、出会い系サイトのように、自分から相手を探しに行く場合もあります。さらには、友人の紹介、あるいはお見合いのように、誰かから相手を紹介してもらえる場合もあります。
時代とともに様々な出会いの場が設けられていくところから、恋愛や結婚が人生にとっての一大事であることを読み取れますが、これほどまでに出会いの場がありふれているにもかかわらず、「出会いがない」と嘆く人が絶えないのはなぜなのでしょうか。

学生の頃はまだしも、社会人になってからは出会いがないと感じるようになった私は、口コミ評価の高い電話占いサイト・ピュアリで占ってもらったことがあります。相談した内容はずばり「なぜ理想の異性と出会えないのか」でした。人気の電話占いサイトだけあって、ピュアリの占い師は慣れた様子でその理由を語り始めました。
最初に「あなたの理想が高すぎるのではないか」と言われました。確かに婚活中の女性のインタビューで、「年収800万円以上」とか「職業は医者か会社経営者」とかいった条件をつけているのを見かけたことがあります。そういった女性たちは、年収が800万以上の人、医者や会社経営者が人口の何割くらいなのか把握しているのでしょうか。そう簡単に条件に見合った人が現れるとは思えません。運良くそうした相手と出会えたとしても、その相手にはすでに恋人や奥様がいるかもしれないし、いなかったとしても自分が相手にしてもらえるとはかぎりません。
しかし、私はそのような厳しい条件を挙げているわけではありませんでしたし、理想とは真逆の男性に魅かれてしまった経験もあります。つまり、設定していた条件はそれほど重要なことではなかったのです。それなのに私が理想の異性と出会えなかったのはどうしてなのでしょう?
ピュアリの占い師はその疑問に答えてくれました……。